【中小企業診断士】はじめての顧問先訪問(に同行)して学んだこと

副業

少し前の話ですが、前々から先輩診断士の方に相談していた顧問先企業様への同行の調整が整い、念願叶ってご一緒させていただいた話の紹介です。

一度調整がつかず断念していましたが、企業内の私に気を使って週末にアレンジしてもらいました。(ワガママですみません)

実務従事ポイントがもらえるというのもありますが、実際にベテランの方がどのような提言をされているのか?顧問先企業様はどのようなお困りごとを抱えているのか?企業顧問とは?などなど、何も知らない私にとって生でそれを目撃できる貴重な経験をさせていただきました。

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事前準備

事前に先輩診断士からは「実務補習じゃないからあなたはそんなに気合い入れなくても」的なことを言われましたがそういう訳にはいきません。私も少しでもお役に立ちたいと、事前に業界・業種のことを一通り調べました。

まずは、実務補習でお世話になった懐かしの「業種別審査辞典」を図書館で見て概要を確認。ただ、世の中の状況があまりにも短期間で大きく変わってしまったため、今回はあくまで参考程度に留めました。

顧問先はその業界のことは当然詳しいので知識では到底かないません。なので業界に関連する各省庁が公表する月報統計資料を調べてデータで示せる最新の情報をまとめて簡単なレポートを作成し、施策にも目を通しておきました。

訪問当日

はじめに丁寧に紹介していただいたことで私もすんなりと経営会議に参画。中小企業診断士としては新米ですが、どこかで私の知識が役に立てないかと必死についてきました。

話を聞いていて最初に思ったことは、ものすごく先輩診断士を信頼されているなということ。当然企業側としては顧問料を払ってでもコンサルティングをしてほしいと思っている訳で当然なのですが、デリケートな話もバンバンされていて圧倒されてしまいました。

会社勤めだと中々感じられないですが、家族と従業員の生活がかかってますからね。実務補習とは違った緊張感です。

学んたこと

経営会議は長時間でしたが感覚としてはあっという間に終了。診断士としての心構えや活動の広げ方など、様々なことを教えていただき、とても参考になりました。また機会があれば是非ご一緒させて頂きたいです。

最後に、個人的にポイントになるなと思ったことを、間違った解釈あるかもですが自分用のメモ兼ねて4つ紹介します。

①数字に意味をもたせる

ただ単に売上2割増し!利益倍増!とかの目標では無くて、なぜ2割増しなのか、なぜ利益倍増なのか、を語れるようにすること。

ちなみに「それが達成できる数値的な裏付け根拠」という意味だけでなくて、「使命感・危機感的な根拠」も必要なんだと。半分精神論のように感じましたが、共感を得られないと周りの関係者も経営者自身もその数字を達成させるために動かないので、なるほどと感じました。

②我が事にする

先輩診断士は節々に「我社は」、「我々は」と仰っていました。それがものすごく自然に言われていたのが印象的でした。

帰りにこのことを聞いてみると「そんなこと言ってた?」と特に意識はしてなかったようで。でも、それだけ心の底から我が事にしていたんだなぁと思いました。常々意識するようにしているとは言ってましたが言葉になって出てたのは無意識だったのね。

強みに気づかせる

何気ない会話の中からその企業の強みが見つかったりしますが、意外と自社の強みに気づいていないことが多いと思います。そしてそれにちゃんと気づいて伝えてあげる。今回、まさにそのシーンを目撃しました。

そして、自分自身も気づかされました。Webマーケティングとか、SEO対策とか、IT系出身の診断士の領域っぽい所は全然詳しくないと思ってましたが、皆さんから見たら私はITの専門家でした。まだまだ中小企業の方にはITは縁遠い存在で、自分にとっては何気ない事でもお役に立てる部分があったようです。

よく聴いてよく訊く

正解を言っても相手の心が動かずに、行動に移さなければそれは不正解です。

自分で考えて自分の言葉にしたことは、自分でも受け入れやすいです。そのため、あえて答えを出さずに引き出しているのを感じました。それが一企業の経営者にもなればなおさらのことだと思います。

でもこれはお互いに信頼関係が無いと成し得ないことですよね。私がいきなり同じこと言っても「はぁ?」ってなるだけでしょうから。言い換えると「いかに相手に胸襟を開いてもらえるか」ってことですよね、はいコレ実務補習でも同じこと言われてました。



以上、4点勝手にまとめてみました。

ではまた。

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