もし明日から1ヶ月入院することになったら

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以前受けた教育で、ペアを組んだ人から言われた一言。

その教育は、ビジネスモデル・キャンバスというのを使って、ビジネス化していくための考え方を整理しましょう、そして応用してそれを組織や自分自身にも当てはめてみましょう、という感じでした。

こういう自己啓発系の教育は割と好きですが、だいたい今一つ本気になれないまま終わります。

今回もそんな感じて始まり、ペアを組んでいくつかのワークを繰り返してました。

そして、終わりに差し掛かったときの何気ない会話の中で、

私「やりたいことは色々あるけど、今自分が抱えているものを引き継がないといけないんです。でも引き継ぐ相手がいないんですよ〜。」

これは私の常套句で良く使う言い訳。だいたいこう言うと、相手の方は

 相手A「そうですよねーいないですよねー」
 相手B「マニュアルを作成して俗人化を排除しないと!」
 相手C「今の仕事をやり続けるしかないんだよー」
 相手D「会社辞めなよ」

といったアドバイスをいただきます。

そして今一つ本気になれない私は「そうなんですよねー」と流して終わります。この一連の社交辞令的なやり取り(私から話を振っているので完全に私が悪いです)に、今回もなってしまうなと思ったのですが、予想外の問いかけをいただきました。

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もし明日から1ヶ月入院することになったら、どうする?

その方、以前急に病気が分かってその日のうちに緊急入院した経験があるそうです。
入院期間は1か月間、入院まであと数時間。1ヶ月間の予定の仕事をどうするか?

その方は幸いにも仕事仲間にうまく引き継いで事なきを得たようです。

いつもならまた聞き流していたかもしれません。でも、自分の予想に反した展開と、実際に経験した人の言葉の重みから、ゾッとしてハッとなりました。

自分には引き継ぐ相手がいないし、自分だけで抱えていることが多いなと。これは今までも分かっていたこと。でも、まだ猶予があると思って見て見ぬ振りをしていましたが、どうやらその時はある日突然来ることがあるようです。そしてそして、1ヶ月後にその場所に戻ってこなくてはならないという恐怖。。

そう思うと同時に、ある日突然その日が来るなら、今シミュレーションしてみると面白いかなと思いつきました。

早速シミュレーションしてみた

こういうのは思った時にやらないと一生やらないと思ってすぐにやってみました。

・今から15分後に1ヶ月入院する(というテイで)
・何を誰にどう引き継ぐか考える

あとは自由に、特にフォーマットも考えずにやってみると、自分でも意外な結果に。

というのも、今一番大事だと思っていたことはアイツなら出来るからいいや、とか、これは自分しかできないけど別に無くなってもそんな困らないな、とか、あれは自分が得意だけど時間かければ誰でもできるな、とかとか。

意外と焦らなくてもいいんじゃないか?
自分の存在価値って。。

長期的な計画も大事ですが、「後継者を育てる」とかだと漠然としますよね。あえて切羽詰まった感を演出したことで、ホントにヤバいのが見つかってポイントが絞れました。

何時間もかけてやるのはしんどいし、限られた時間の方が大事なことにフォーカスできたので、結果的に15分はちょうどよかったです。

変わりたいと思っていても、意外と自分自身が変化を嫌って拒んているのかもしれません。

ではまた。

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