【中小企業診断士】独学で1次試験合格までにかかった費用

person holding black ceramic container 中小企業診断士試験
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13,009円です。(受験料除く)

改めて計算したら1次試験の受験料(13000円)とほぼ同じでちょっとビックリ。

費用はすべて中古を含む書籍代です。買った時期も記録していたので一緒に紹介したいと思います。

中小企業診断士試験に独学で勉強しようとしている人にとって、少しでも参考になったり、取り組むきっかけになればうれしいです。

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費用の内訳

まず最初に費用の内訳から。

だいたいどこの参考書も、1科目につきテキストと問題集が1冊ずつ別れているので結構お金がかかります。

1次試験は7科目もあるので、全部揃えると7科目×2冊で14冊。

私の場合、本職がIT系なので「経営情報システム」のテキストと問題集は買わなかったですが、それでも結構お金がかかるので、中古をメインに買いそろえて対応しました。

No購入時期タイトル定価取得価格
12016/01TAC スピードテキスト (1) 企業経営理論 2014年度¥2,376¥629
22016/01TAC スピード問題集 (1) 企業経営理論 2014年度¥1,512¥291
32016/01TAC スピード問題集 (2) 財務・会計 2014年度¥1,512¥515
42016/01TAC スピードテキスト (2) 財務・会計 2013年度¥2,376¥267
52016/01TAC スピード問題集 (3) 運営管理 2014年度¥1,512¥258
62016/03TAC スピードテキスト (3) 運営管理 2016年度¥2,376¥2,376
72016/06TAC スピード問題集 (7) 中小企業経営・中小企業政策 2016年度¥1,512¥1,512
82016/06TAC スピードテキスト (7) 中小企業経営・中小企業政策 2016年度¥2,376¥2,376
92016/06TAC スピード問題集 (6) 経済学・経済政策 2014年度¥1,512¥737
102016/06TAC スピードテキスト (6) 経済学・経済政策 2014年度¥2,376¥1,015
112016/06TAC スピード問題集 (5) 経営法務 2014年度¥1,512¥577
122016/06TAC スピードテキスト (5) 経営法務 2015年度¥2,376¥1,052
132017/06TAC 最速合格のための要点整理ポケットブック2日目 2017年度版¥1,404¥1,404
  合計¥24,732¥13,009

購入テキストの紹介

選んだのはTACのスピードテキストシリーズ。以前からTACの参考書にお世話になっていたので、他の参考書には見向きもせず一択でした。

①企業経営理論(試験の要!)

中小企業診断士試験のメインとなる科目で、二次試験の事例Ⅰ・事例Ⅱにも通じる重要科目です。

実はこの時、まだ自分はこの試験をやり切る自信がなかったので、まずはこの科目から手を付けて見極めようと考えてました。そんな気持ちで取り組んだので、お金もケチって中古を購入。後から分かったのですが、この科目はそんなに内容は変わらないので多少古くても大丈夫のようです。

受験を悩んでいる人はまずはこの科目にトライしてみて下さい。得意不得意は別として、この科目の内容に少しでも興味が持れば、中小企業診断士の試験を目指す価値アリです。

②財務・会計(時間かかります)

こちらも2次試験に繋がる重要な科目。恐らく一番習得に時間がかかる科目ですが、私の場合ちょっと前まで簿記を勉強していたので自信がありました。

なので購入すらしなくてもいいかなぁと思ってましたが、簿記検定の範囲外の内容が結構あったので、一応購入。(中古)

ちなみに簿記だと正しい仕訳方法や会計ルールが問われるけど、診断士の財務・会計(特に2次試験)だと財務分析して儲かってるか?儲かるには?が問われるので、簿記検定の経験者も出題形式に慣れるために購入した方がいいと思います。

会計ルールが大きく変わったときは要注意ですが、基本的な考え方は変わらないので私は少々古くても大丈夫だと割り切りました。

③運営管理(覚えることがたくさんある)

このころにはすっかり中古の虜になってました。が、この運営管理のテキストだけはどうしてもお手頃な中古が見つからず新品を購入。

ちなみに私の中での中古購入基準は、「発行2〜3年以内で状態が良くて送料込みで半額以下」です。特に状態は重要ですよ。問題集で状態が悪いと、答えの書き込みとかあって萎えるので。(中古探しに時間を取られては意味がないのでホドホドに)

財務・会計の次にページ数が多くて暗記すること満載で大変ですが、ここまで続けられていれば大丈夫です。すでにかなり学習が進んでいて、お金も時間もかかってますからね、もう後戻りできないはず(笑)

④中小企業経営・中小企業政策(最新を買おう)

この科目は中小企業白書や政策から出題されるので、必ず最新年度のテキストを購入しましょう。

2次試験にはあまり活かせる内容はありませんが、実は資格を取った後に一番役に立つ科目です。なので手を抜かずに取り組んでおいた方がいいですよ。自分はそれを知らずに当時はかなり雑な扱いをしていたので、今困ってます。。

⑤経済学・経済政策(苦手!でも内容は普遍)

出題範囲のミクロ経済・マクロ経済は、毎年内容が変わるものではない、と聞いていたのでこちらも中古です。

ここまで学習してきて、なんとなくは理解できてたんです。知らないことでも「確かにそうだな」、と思えたしやってて楽しかった。でも、この科目は自分にとって未知の領域過ぎて、理解の進みも悪かったので辞めたくなりました。。

7科目もあるとどうしても苦手な科目や嫌な科目は出てきます。でも、40点を切らなければ他の科目でカバーできるので決して諦めないでください。

⑥経営法務(意外とためになる)

法改正が気になるので最新を買うのがいいと思いますが、すでに中古の魅力に取り憑かれてました。

話は変わりますが、この科目に「連帯保証人」の説明があるのですが、恥ずかしながら初めて意味を知りました。なんとなく借主が返せないときに保証を求められるのかなぁと思ってたのですが、借り主と同じ責任を負ってしまうんですよね。これ知った時いろんな人に話して悦に入ってました。(ひょっとして常識??)

要点整理ポケットブック(知識のアップデートに)

ここだけ購入した年が違うのに気づきました?

そうです。1回目の試験では合格できなかったのです。ちなみに、中古ばっかり買ってたからではなくて、単純に自分の学習量が少なすぎたのが原因です。

特に2日目の試験(経済、法務、情報、中小)の再受験が多かったので、手ごろに最新情報をインプットしたくてこのポケットブックを購入しました。持ってる古いテキストをベースに、法改正や最新の白書の内容をアップデートして対応しました。

中古ばかりでやってると、ほんとに大丈夫かな?新しいところ出たらどうしよう?と不安になることが多々あります。なので、新しい知識よりも、気持ちに余裕が持てたことが大きかったです。

結果、2回目の挑戦で無事1次試験を合格できました。

まずは手に取ってみてください

以上、1次試験でかかった費用として、購入した書籍の紹介でした。

中小企業診断士試験に興味はあるけど費用がネックで取り掛かれない。

そんな人は、「中小企業経営・中小企業政策」以外は中古でもなんとかなりますので、掘り出し物を探してまずは手に取ってみてください。

それではまた。

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