資格取得に向けた学習法として、
・①(心構え)この次の目標を持ってモチベーションを維持する方法
・②(計画) ゴールから逆算して具体的なスケジュールを作成する方法
について紹介してきました。
今回、3つ目として次を紹介します。
・③(実行) 自分をだまして学習する習慣を身につける方法
学習し続けるには習慣を味方にするしかありません
(心構え)→(計画)→(実行)と順に紹介しましたが、圧倒的に難しいのが実行すること、学習し続けることです。
中小企業診断士試験を目指す方は働きながらの人が多いので、どうしても年単位の学習が必要になります。なので、学習し続けること、習慣にすることをは必須です。
でも、たとえば「毎朝6時に起きて1時間勉強しよう!」と決めていきなりできるでしょうか?
よほど強い意識や動機が無いとできないですよね。続けていくのが大切なのは頭でわかっていも、実行するのは超大変です。でも、そんな強靭な精神力が無くても、続けることができる方法があります。
それは、自分をだまして習慣を身につけることです。
ちなみに、「自分をだます」とは、学習することが当たり前でやるといいことがある、と錯覚させる意味で使っています。
ここでは、自分が実際にやって効果があったもののみを紹介しています。生活スタイルや性格によって向き不向きはあると思うので、ぜひ自分にピッタリな方法を見つけてください。
だまし方①さりげなく生活に取り込む
たとえば、暗記したいことをトイレの壁に貼ったり、スマホの壁紙にしたりする。日常の中で必ず目に触れる場所を利用することでさりげなく意識できます。
自分の場合は、仕事で毎日パソコンを利用するので、パソコンのスタートアップ機能を利用して起動したときに自動で資格取得のスケジュールを表示していました。そうするとわざわざ自分で操作しなくても、嫌でも目に触れるようになるので自然と計画通り勉強できているか確認する習慣が身に付きました。
他にもアプリのリマインダー機能を利用すると、意識していなくても接触機会を増やせておすすめです。
この方法は簡単に意識する回数が増やせるけど、がっつり学習する時間を確保するのは難しいです。
だまし方②ハードルを下げて成功体験を重ねる
さっきの「毎朝6時に起きて1時間勉強しよう!」を例します。
毎日7時に起きているとすると、初日はめっちゃハードルを下げて「朝7時に机に向かって座る」を目標にします。
これだと、いつもと同じ時間に起床して、イスに座るだけでOKです。
そうしてイスに座れたら、自分は昨晩決めたことが成し遂げれた!朝起きてそのことを覚えていて実行できた!と思えます。(思うようにしするのが大事!)
それができたら次の日はちょっとだけハードルを上げて、朝1分参考書を眺めるのを目標にします。
この時、就寝前に学習予定のページを開いたまま寝てください。起きてイスに座ったら1秒で開始できるようにお膳立てしておくのがポイントです。そうすると朝起きて面倒くさいなぁと思ってもせっかく昨日準備したんだし…、となって目標達成の確率がグッと上がります。
そうやって徐々に起きる時間を早くしていくとと、だんだん体もそういうもんだと騙されてきます。目覚ましなしでも起きれるようになればしめたものです。
だまし方③スイッチを作る
これも自分がやっていた方法ですが、「電車に乗ったら暗記アプリで今日のノルマをこなす」というスイッチを作っていました。これが終わるまでスマホゲームもネットも禁止だけど、乗車待ち時間や、ノルマ終了後は自由にしてOK。
今思うと自分自身に暗示をかけていたのかもしれませんが、意外とこれが効果的で「電車に乗ったら勉強する」と体が条件反射していました。
これも最初は2、3分で終わる量にしておいて、だんだんノルマを増やすと効果的です。
だまし方④やらないと気持ち悪い状態を作る
アプリとかでも課金すると広告が消えるのがあるけど、それと同じ原理です。
自分は暗記アプリのAnkiというのをよく利用していましたが、そのアプリのウィジェットには今日の残りの暗記数を出すんです。で、今日のノルマが終わると↓のようにアイコンがスッキリします。初めてするがそれほど気にならないけど続けるうちに、やらないと気持ちが悪い状態になってきます。
オリジナルの方法を見つける
以上、自分が色々と試行錯誤して試した中で、役に立った方法を紹介させてもらいました。
習慣は大事です。ものすごいパワーがあります。
いくつか紹介した方法が、皆さんに合うだまし方を見つけるヒントになるとうれしいです。