中小企業診断士試験は1次試験だけで7科目もある資格のトライアスロン。
通学?通信?独学?
資格学習で最初に悩むことですよね。特に中小企業診断士試験は実際にどれもアリなので悩ましいです。
自分は独学しかしたことないので、どれが一番か分からないけど、独学の良いところはお話できます。
あと、通学だった人の話を聞いて良いと思ったところや、講座によるの合格率の違いも紹介します。
独学の良いところ
私が思う独学のメリットは2つ。低コストと自由なところ。
①低コスト
なんと言っても安いのは良いこと。
通学や通信だと、幅はありますが大体5万~25万位。有名どころだとTACやスタディングがありますね。
独学の場合は一通りテキストと問題集をそろえると5万位と、安い通信と変わりないけど、すでに習得済みの科目があっても自分で調整できます。さらに、中古を買ったりするとさらに安く済ませることもできます。
中小企業診断士試験の受験者数は約2万人。宅建(2020年約26万人)や簿記(同約30万人)に比べると少ないけど、それでも最近発売された診断士試験本は43冊もありました。(直近90日以内に発売、2021年2月10日時点Amazon調べ)
きっと皆さんにぴったりなテキストに出合えると思います。
ちなみに、↑の何冊あるかを調べてて見つけたんですが、TACの「みんなが欲しかった! シリーズ」というのが高評価でした。試し読みしたけどすごくわかりやすかったのでオススメです。2冊で1次試験の科目を全網羅しているのでお買い得です。
②自由
休日は家族サービス、平日夜も急な残業が多い、そんな人には通学は選択しにくい思います。(現に私がそうでした)
でも独学だと、好きな時に好きな学習ができます。私の場合、通勤に片道1時間かかるので通勤中は暗記やテキストの読み込みに時間を使い、早朝に手を動かす計算を中心に組み立てていました。夜は残業が多いので早く帰れた時だけやって、土日の日中は直前だけ使っていました。
また、通学や通信は大体1〜2年と期間は決まってます。あんまり時間を掛け過ぎるとテキストの買い直しや機会損失のデメリットがでますが、期間も内容も自分のペースに合わせられる自由さがあります。
通学・通信の良いところ
①サポート力
例えば、TACだと通信も通学も両方対応してます。通信でも質問ができて、学習の進め方だけでなくてモチベーション維持も含めて手厚いサポートが受けられます。
分からないことすぐに聞けるのいいですよね。自分で調べることで理解が深まるメリットはありますが、一人でやってるとどうやっても分からないところが出てきます。そうなると時間も浪費するしイライラするし。。
②人脈
診断士の世界では人脈が非常に重要だと感じています。
例えば同じ高校や大学だと親近感湧きません?別に派閥がどうこうとドロドロした話は全く聞かないですが、同じ目標に向ってともに苦労を分かち合った仲間は特別なものを感じると思います。また、合格後にそのまま講師として報酬を得ているというのも何人か聞いてます。
独学でも学習サークルに所属するとか似たような経験はできると思いますが、通学・通信のつながりの方が強い傾向があるようです。
で、気になる学習別の合格率は?
と、ここまで説明しましたが結局どれが合格の近道なのか?が一番気になりますよね。
独学の人の合格率はわからないけど、通学・通信の合格率で1つ面白いデータを紹介します。
少し遠回しな説明ですが「職業訓練給付制度」というのをご存じですか?
働く方の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とし、教育訓練受講に支払った費用の一部が支給されるものです。
厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html
この制度を使うと、受講料の20%(最大10万円)のキャッシュバックが受けられるんです。大手の通学・通信は大体この制度が利用できます。
で、これはこれで有益で超メリットなんですが、ハローワークの検索システムから対象の講座が検索できるんです。そしてそこで、各講座毎の合格率が分かるんです!
仮にこの制度を使えないとしても、独学以外で迷ってる人は要チェックです。
スタディング、少し古くて平成30年度の実績だけど合格率ななんと63.2%!!
ちなみに、この制度を利用した人の合格率なので、資格学校全体の合格率じゃないので参考程度に。
教育訓練給付制度[検索システム](https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/)
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